最後のご挨拶

そのうち消します

読者モニターに応募した結果、全SNSをやめる羽目になった人の話1

TwitterInstagramを辞めることにしました。

 

完全なもらい事故で急に消す羽目になったわけなのですが… 

きっかけになった出来事についてここに書き散らかしておきます。

そしてきっかけを作った出版社のクソ対応についての愚痴もちょっと書かせてください。

 

 

 

かつて自分は某雑誌の読者モニターに選ばれました。
たまたま購入した雑誌に「読者モニター募集」があったので要項の通り期日までにレポートを提出したところ某出版社の編集部から「来月号からモニターよろしく!」と電話がかかってきました。

 


その時の感動は今でも忘れられません。「雑誌が無料!!嬉しい!!!!!!!!!!!」「うおーーー!!自分が書いたレポートが選ばれた!!!!!!!!!」そんな感じで家族にめちゃめちゃに自慢しました。

 

 

 


読者モニターの流れは

発売前に最新号が届く→その雑誌を読んで感想を書く→メールor郵送で提出

これで毎月謝礼と雑誌が送られてきます。

 

 

 

雑誌が届くのを楽しみにしていました。

もともと大好きな雑誌だったのでレポートを書く手にも力がこもり、毎回たくさん書きました。

出版社の指定通り子供の様子や最近の出来事なんかも入れて、写真だけじゃなくイラストも描いたりして手前味噌ですがなかなか頑張っていたと思います。

 

 

 

 

ある日いつもの通り発売前の最新号が届きました。

そこにはまた新たな読者モニターの募集の記事、そして例として自分のレポートが掲載されていました。

 

 

 

 

 

子供の名前が完全に判読できる状態で。

 

かなり縮小されていましたが肉眼で全文読めるサイズでした。

 

 

 

 

それだけならまだよかったのですが(よくはないけど…)

よりによって掲載されているレポートには自作の品、そして子供が某スポーツで入賞した話を写真入りで載せてあったのです。

(その写真に顔と名前こそ写っていませんが検索すれば今でも見られるものだったのも痛かったです。)

あと家族構成もわかる感じでした…

 

 

 

 

 


背筋が凍りました。

 

 

 

 

 


自分はSNSで自作の品や子供の話を載せていました。もちろん子供の名前は伏せて。

 

個人情報管理には気を使っていたつもりですが、Twitterでは「ぽぽ太郎(子供のSNS上でのあだ名・仮名)ハマってる」なんて言ってたり、フォロワーさんと「××いきたいね」なんて言ってたり…

なんとなく子供が夢中になっていること、行動範囲がおぼろげにわかる会話もしていました。

 

 

 

 

 


紙面から性別・本名が判明し、自分の作ったもの等でSNSが紐ついてしまえば特定のキーワードで所属するチームや学校がわかることもあるのでは、万が一にでも自分のSNSから子供の特定に繋がるのでは…と思うと恐ろしくなってしまいました。

 

 

 

「そんなんあるわけないじゃん。心配性じゃん。」と思われるかもしれませんがインターネットに掲載された名前がデジタルタトゥーとして残り続け、Twitterの書き込みから個人が特定されることもある時代です。

(自分の名前も大昔に参加した趣味の大会の記録としていまだに検索にHITします。)

 

 


自分はクソ雑魚メンタルの心配性なので子ども自身が望まない形で名前等が公表されることは徹底して避けたいと思っていました。

(子供の誕生日なんかも正確には公表してないです。)

 

 

 

 


慌てて編集部にメールしたのですが

「判読できないレベルの小さい文字については個人情報の特定が難しいと判断し、 誌面作成作業を進めてまいりましたが、 ご指摘いただいた点におきまして配慮が足りませんでした。 今後は個人情報の掲載につきまして、より一層注意し誌面作成作業を進めてまいります。」

とのことでどうしようもなく…

 

(刷り直し、流通の差し止めが難しいのは重々理解しています)

 

 

 

 


悩みましたが、SNSを辞めます。

 

 

 

友達に相談してアドバイスももらいました。

 

「IDとアイコンだけ変えて続ければ?」

自作のものやイラストの絵柄もわかる感じで掲載されてしまっているので「あれ?もしかしてこの人…」って思われる可能性は1%でも廃したくて…

 

 

「文体、作風、名前も変えて再出発」

器用に書き分けられるほど上手くないので…

 

 

「鍵かけて継続したら?」

皆さんの作品を見ているうちにまた普通に投稿したいななんて思い出しそうで…

どれも難しそうでした。

 

 

 

 

 

下手の横好きだけどものを作ったり育児絵日記を描くのは楽しかったです。

「子供のかわいい言い間違い」「子供と戦いごっこをして流血した話」「ただただ子供の姿を描いただけ」

毎日面白いことをするから描けてない話いっぱいあるな…

 

 

日記だけじゃなく備忘録程度に呟いた投稿も今となっては懐かしいです。

「海の近くを歩いた」とか「休日の早朝から2時間公園にいる」とかどうでもいいことも今見返すと楽しいね。

 

 

 

ここまで書いて気づいたけどアカウント消したくないなあ。

全部思い出だから。

半径1mくらいの出来事を等身大で描いて来たつもりの日記。なんにもなくなってしまう。

日記だけじゃなくてフォロワーさんと話したことも全部なくなるって本当…?

 

 

最初に編集の人から「取り下げ無理」「あ、発売日前に誌面を人に見せたりするのやめてね」って返信をもらった時は「もうだめか…よし、アカ消そ」って不思議と気持ちが凪いでもはや清々しくさえあったのにおかしいなあ。

 

まだやりたいなぁ…

 

 

 

でも、やっぱり続けられません。子供が一番だから。

きっとこれが最善手だから。

 

 

 

そう思って泣きながら投稿を消しました。

 

 

 

長くてすみません続きます

 

!!!!ここから先は出版社への愚痴多めなので嫌いな方はスルーでお願いします!!!!

 

 

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